「意識を高く持て。」
と言われる事がある。
「山田君、今回のミスは高い意識があれば防げた物だと思うよ、僕は。」
「クレカはアメックスしか持ってないんスよ。俺、意識高いんで。」
日常の中でもよく聞く言葉だ。
要するに気を張れとか集中しろとかプロフェッショナルであれとかそういう意味だと思う。
言ってる事は分かるのだが、誰もどうしたら意識を高く持てるのか教えてくれないのだ。
「深呼吸をしろ」みたいなノリで言われても困る。体温みたいに意識が高いか低いか測れれば話は別なのだが。
そんな時、「メッセージ」と言う映画を観た。
本作は突如地球に現れた謎の生命体に言語学のアプローチでコミュニケーションを図っていくと言う、かなり骨太のSFである。
その中にサピア=ウォーフの仮説という言葉が出てくるのだ。
かなりの良作。私は3回観たし、原作も読んだ。
サピア=ウォーフの仮説とは、
「言葉によって、その話者の思考や概念のあり方が影響を受ける。言語が異なれば認識や経験の仕方も異なるとされ、言語が文化の形式を規定する。」という物である。
これがヒントになった。
つまり、意識高そうな言葉を喋ることで高い意識を形成する事ができるのでは無いだろうか。
今回は意識を高く持つために役立ちそうな言葉をVia Colorguardの日常と共に紹介していきたい思う。
これはとあるプロジェクトにアサインされたお二方。無事にリリースされた喜びを残すために撮られたエビデンスである。カスタマーの満足は私達の満足なのである。後ろにいるキャラクターは一説によると愛と勇気のメタファーらしい。
空港でインディアンポーカーをしている写真。
これを撮ったのは私なので当時の会話を再現してみる。
「いや〜お前まじ数字タイトだから手札変えた方がいいぞ」
「私の数字、戦えるバッファある?」
「ルール分かんないのでゼロベースでオリエンからやって欲しいです」
「てか、飛行機オンタイムでローンチできそ?」
「さっき負けた分キャッチアップしないとやばい」
新プロダクトの案出しブレストの様子。若手も意見を出しやすい風通しの良さ。
「彼女は3ヶ月連続でKPIを達成しているので是非ここで皆さんにナレッジを共有して欲しいと思いまーす」
「えー私はただPDCAサイクルを回しているだけですよー笑」
朝MTGではそれぞれ今日の目標とタスクを発表。ここでマインドセットを整えるのだ。
コミュニケーションの活性化のためzoomでは無く対面、しかも起立して行われる。
これがもし本物の毛皮だったとしたらSDGs、すなわち持続可能な開発目標の15項目目「陸の豊かさを守ろう」の観点から非難されてもおかしく無いが、確認したところフェイクファーだったので問題は無かった。
いかがだっただろうか。
中には聞き慣れない言葉もあったかもしれないが、その際はすぐに調べよう。
意識を高めるにはまず知識である。
私はこの文を缶ビールを片手に書いたのだが、意識が高まった気がする。
断じてアルコールのせいなどでは無い。
副代表 YAMADA
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